青鷺(読み)アオサギ

デジタル大辞泉 「青鷺」の意味・読み・例文・類語

あお‐さぎ〔あを‐〕【青×鷺】

サギ科の鳥。全長約95センチ。背面が青灰色、目の後方冠羽黒い水田湖沼で魚・ザリガニ・カエルなどを食べ、木の上に巣をつくる。 夏》夕風や水―のすねをうつ/蕪村
馬の毛色の名。薄青色の毛。
[類語]白鷺小鷺中鷺大鷺五位鷺

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精選版 日本国語大辞典 「青鷺」の意味・読み・例文・類語

あお‐さぎあを‥【青鷺】

  1. 〘 名詞 〙
  2. サギ科の鳥。日本で見られるサギ類中最大で、全長約九〇センチメートル、翼を開くと一五〇センチメートルを超えるものもある。くちばしは黄色で長い。体は白く、背は青灰色。後頭部に青黒色の長毛があり、首の下の毛は長く、房状となる。ユーラシア大陸、北アフリカに広く分布。日本では北海道、本州中部で、樹上に他のサギ類と共に、または一種のみの集団で巣を作る。主食は魚で、水田や沼地などで採食する。みとさぎ。《 季語・夏 》
    1. [初出の実例]「蒼鷺為鷹被進入寝屋中」(出典:小右記‐天元五年(982)六月二七日)
  3. 小形鯨の一種。
    1. [初出の実例]「児鯨をこくぢらと呼也〈略〉これに青さぎ、しゃれ、の二種あり」(出典:勇魚取絵詞(1829)下)
  4. 馬の毛色の名。青毛の色の薄いもの。薄青毛。みずあお。
    1. [初出の実例]「隙(ひま)もあらばをぐろに立てる青鷺のこまこまとこそいはまほしけれ」(出典:散木奇歌集(1128頃)恋下)

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動植物名よみかた辞典 普及版 「青鷺」の解説

青鷺 (アオサギ)

学名Ardea cinerea
動物。サギ科の鳥

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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