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層位学的研究法 そういがくてきけんきゅうほうstratigraphical method

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

層位学的研究法
そういがくてきけんきゅうほう
stratigraphical method

堆積土層の層序を確定し,そこに包含されている遺物の新旧を決定する方法。同一地点で,後世の攪乱がない状態であれば,下層のものは上層のものより古く,これが相対的年代を決める一つのよりどころとなる。地質学における研究法が 19世紀の中頃考古学に導入され,編年研究の基礎をなした。層位の分別の容易な洞穴,岩陰遺跡などではこの方法が最も有効である。しかし,人工的に埋められたものや,完新世のような短期間の堆積土層については注意を要する。また,層位の違いを単純に異なった文化とすることもできない。各層に包含された諸遺物の相関関係を明らかにし,型式の設定がなされなければならない。

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百科事典マイペディアの解説

層位学的研究法【そういがくてきけんきゅうほう】

考古学用語。層位学を考古学に応用し,同一地点における遺物を包含する層位の上下関係によって遺物の年代の先後を決定する方法。攪乱(かくらん)を受けていない地層においては,同一地点における下層の遺物は上層の遺物より古いという原理に基づく。
→関連項目テル

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