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山中共古 やまなか きょうこ

朝日日本歴史人物事典の解説

山中共古

没年:昭和3.12.10(1928)
生年:嘉永3.11.3(1850.12.6)
明治大正期のキリスト教伝道者,民俗学者。本名笑。幕臣山中三九郎保全の次男。江戸西念寺横丁(新宿区四谷)生まれ。皇女和宮の広敷添番を務めたのち明治6(1873)年,徳川慶喜に従い静岡に移る。静岡藩英学教授を経て,同7年土屋彦六らと共にカナダ人宣教師D.マクドナルドから洗礼を受け,同11年日本メソジスト教職試補となり伝道を開始する。以後,浜松,東京下谷,甲府,静岡吉原などの教会を転任。その間,各地の習俗や民俗資料を独自に捜集,記録に書き留め,日本民俗学の先駆的業績を残す。甲府での見聞をまとめた『甲斐の落葉』は柳田国男の編集した「炉辺叢書」の1冊として刊行された。200冊もの洒落本からの抜き書き注釈書『砂払』の著者でもある。<参考文献>広瀬千香『山中共古ノート』1~3集

(坪内祐三)

出典|朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について | 情報

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