山姫(読み)ヤマヒメ

精選版 日本国語大辞典 「山姫」の意味・読み・例文・類語

やま‐ひめ【山姫】

  1. [ 1 ] 〘 名詞 〙 ( 古くは「やまびめ」とも )
    1. ① 山を守り、治める女神。
      1. [初出の実例]「たち縫はぬきぬきし人もなきものをなに山ひめの布さらすらん〈伊勢〉」(出典:古今和歌集(905‐914)雑上・九二六)
    2. ② 植物「あけび(通草)」の異名。
      1. [初出の実例]「いが栗は心よわくぞ落ちにける此山ひめの笑める顔見て」(出典:行宗集(1140頃))
  2. [ 2 ] 謡曲。里人が花盛りの山を歩いていると、山の女神の山姫が現われて、四季折々の光景を語り山里の美しさをたたえる。かつて喜多流で演じられていたが、現在は廃曲。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の山姫の言及

【山姥】より

…若い女と考える所もある。山姥のほか山女(やまおんな),山姫(やまひめ),山女郎(やまじよろう),山母(やまはは),鬼婆(おにばば)などともいう。地方によって多少の違いはあるものの,背が高く,長い髪をもち,肌の色は透き通るほどに白く,眼光鋭く,口は耳まで裂けている,というのがほぼ共通した特徴である。…

※「山姫」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

ノーベルがスウェーデンアカデミーに寄付した遺産を基金とする世界的な賞。1901年以降行われ、毎年、物理学・化学・生理学および医学・文学・平和・経済学の6部門において、顕著な功績のあった人に授与される。...

ノーベル賞の用語解説を読む