岐南町(読み)ぎなんちよう

日本歴史地名大系 「岐南町」の解説

岐南町
ぎなんちよう

面積:七・六七平方キロ

郡の中央北部に位置し、北と西はさかい川を挟んで岐阜市、東は各務原かかみがはら市、南は笠松かさまつ町。笠松町を挟んだ木曾川沿いに飛地がある。天正一四年(一五八六)の木曾川筋氾濫までは境川が木曾川本流で、左岸地帯の当地は尾張国葉栗はぐり郡に属していた。当地での木曾川(境川)渡河点は印食じきにあり、承久の乱に際して朝廷軍はじき渡に軍勢を派遣、またひえ(平島に比定される)でも合戦があった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「岐南町」の意味・わかりやすい解説

岐南〔町〕
ぎなん

岐阜県南部,岐阜市の南に接する町。 1956年八剣村と上羽栗村が合体して町制。木曾川北岸の扇状地にあって,砂質土壌で近郊野菜栽培がおもに行われていたが,近年化学繊維食品,金属製品などの中小工業団地が進出。名古屋鉄道名古屋本線が通り国道 21号線と 22号線が交差する。面積 7.91km2人口 2万5881(2020)。

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