日本歴史地名大系 「岩出山本郷」の解説
岩出山本郷
いわでやまほんごう
「余目記録」に、観応の擾乱の影響をうけ、対立した留守家明と大崎氏家臣氏家三河守の合戦の記述で「氏家三河守其頃当国の執事もたれ候間、岩手さハより手勢三百余騎ニテはせつき、日之内に七度陣をやふり候(中略)てきも味方も可取やうなし、其時岩手沢吉田の道場時衆飛入、重代太刀取られ候」とあり、氏家氏の本拠地として岩手沢がみえ、時宗道場も近辺にあった。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報