川崎弘子(読み)カワサキ ヒロコ

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「川崎弘子」の解説

川崎 弘子
カワサキ ヒロコ


職業
女優

本名
石渡 シヅ子

別名
通称=石渡 静子

生年月日
明治45年 4月5日

出生地
神奈川県 川崎市大師町

学歴
大師高小卒

経歴
小学校を出て二、三の職に就き、昭和4年松竹蒲田撮影所に入った。佐々木恒次郎監督の「女性の力」でデビュー。続いて「人生の裏路」「花嫁選手」「淑女と髯」「生活線ABC」などに出演。7年大磯心中事件を扱った五所平之助監督の「天国に結ぶ恋」が大ヒット、「不如帰」でも林長二郎と共演、悲劇のヒロインがよく似合う美貌が人気を集めた。10年尺八の名手福田蘭童結婚。その後も「沈丁花」「生きとし生けるもの」「人妻椿」「春雷」「桑の実は紅い」「暁の合唱」と人気は続いた。戦後は「歌麿をめぐる五人の女」「わかれ雲」「姉妹」「乳房よ永遠なれ」などに脇役で出演した。33年引退。

没年月日
昭和51年 6月3日 (1976年)

家族
夫=福田 蘭童(尺八奏者・作曲家)

伝記
なつかしい芸人たち 色川 武大 著(発行元 新潮社 ’89発行)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

20世紀日本人名事典 「川崎弘子」の解説

川崎 弘子
カワサキ ヒロコ

昭和期の女優



生年
明治45(1912)年4月5日

没年
昭和51(1976)年6月3日

出生地
神奈川県川崎市大師町

本名
石渡 シヅ子

別名
通称=石渡 静子

学歴〔年〕
大師高小卒

経歴
小学校を出て二、三の職に就き、昭和4年松竹蒲田撮影所に入った。佐々木恒次郎監督の「女性の力」でデビュー。続いて「人生の裏路」「花嫁選手」「淑女と髯」「生活線ABC」などに出演。7年大磯心中事件を扱った五所平之助監督の「天国に結ぶ恋」が大ヒット、「不如帰」でも林長二郎と共演、悲劇のヒロインがよく似合う美貌が人気を集めた。10年尺八の名手・福田蘭童と結婚。その後も「沈丁花」「生きとし生けるもの」「人妻椿」「春雷」「桑の実は紅い」「暁の合唱」と人気は続いた。戦後は「歌麿をめぐる五人の女」「わかれ雲」「姉妹」「乳房よ永遠なれ」などに脇役で出演した。33年引退。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「川崎弘子」の解説

川崎弘子 かわさき-ひろこ

1912-1976 昭和時代映画女優
明治45年4月5日生まれ。昭和4年松竹蒲田撮影所にはいり,「女性の力」でデビュー。栗島すみ子田中絹代につぐスターとして「天国に結ぶ恋」などのメロドラマに出演,人気をえる。10年福田蘭童と結婚。戦後もわき役で出演した。昭和51年6月3日死去。64歳。神奈川県出身。本名は石渡シヅ子。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

367日誕生日大事典 「川崎弘子」の解説

川崎 弘子 (かわさき ひろこ)

生年月日:1912年4月5日
昭和時代の女優
1976年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android