左馬(読み)ヒダリウマ

デジタル大辞泉 「左馬」の意味・読み・例文・類語

ひだり‐うま【左馬】

「馬」の字を左右反転させたもの。縁起のよい図柄とされる。
[補説]馬は左側から乗ると倒れないとされるため、また「うま」を逆さに読んだ「まう(舞う)」が祝い事を連想させるためなど、由来には諸説がある。

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「左馬」の解説

左馬 さま

?-? 江戸時代前期の陶工
陸奥(むつ)標葉(しねは)郡(福島県)大堀(おおぼり)村の半谷(はんがい)休閑の家僕。元禄(げんろく)3年(1690)相馬中村で陶技をおぼえ,井手村の美森(うつくしもり)で陶土を発見,小窯で茶わんをやいた。休閑はその製法を伝授され,大堀相馬焼をおこした。のち徳をたたえられ嘉績翁と追号された。別名に左馬太。

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[日本酒・本格焼酎・泡盛]銘柄コレクション 「左馬」の解説

ひだりうま【左馬】

鹿児島麦焼酎。「うま」を逆にすると「まう」となり、「舞う」はめでたい席で催されることから、「左馬」は福を招く縁起の良い文字とされる。樽で3年以上長期熟成させた古酒。仕込み水は冠嶽山系の伏流水原料は麦、麦麹。アルコール度数42%。蔵元の「山元酒造」は大正元年(1912)創業所在地は薩摩川内市五代町。

ひだりうま【左馬】

福島の日本酒。辛口の味わいの純米大吟醸酒。仕込み水は自家井戸水。蔵元の「有賀醸造」は安永3年(1774)創業。所在地は白河市東釜子字本町。

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