こ‐しゅ【古酒】
〘名〙
① (その年、蔵から出したばかりで
殺菌のための
火入れをしていないものを「
新酒」というのに対して)火入れ後、
一定の
期間貯蔵して
熟成させた酒。こうしゅう。《季・秋》
※
多聞院日記‐元亀二年(1571)九月晦日「転経院より瘧薬礼とて古酒〈
一双〉」
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デジタル大辞泉
「古酒」の意味・読み・例文・類語
くう‐す【▽古▽酒】
《多く「クース」と書く》泡盛の古酒。3年以上、甕で寝かせたもの。
ふる‐ざけ【古酒】
《「ふるさけ」とも》去年以前に仕込んだ酒。長い間貯蔵して熟成させた酒。こしゅ。
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こしゅ【古酒】
長期間貯蔵して、熟成させた酒。日本酒についていうことが多い。日本酒の製造においては7月から翌年6月までを酒造年度とするが、普通、前年度以前に製造されたものをいう。ただし、近年は酒造が秋から冬に限らず通年行われる傾向があり、7月近くなって製造されるものもあるため、この基準は実情に合わない面もあり、この語について法令上定められた規定などはない。⇒新酒
くうす【古酒】
長期間の熟成を経た泡盛の古酒。「泡盛の表示に関する公正競争規約」では3年以上貯蔵したもの(蒸散分などを若い酒を足して補う「仕次ぎ」を行う場合には、3年以上貯蔵したものが総量の50%を超えるもの)と規定されている。◇「クース」とカタカナで書くことが多い。
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くうす【古酒】
長期間の熟成を経た泡盛の古酒。「泡盛の表示に関する公正競争規約」では3年以上貯蔵したもの(蒸散分などを若い酒を足して補う「仕次ぎ」を行う場合には、3年以上貯蔵したものが総量の50%を超えるもの)と規定されている。◇「クース」とカタカナで書くことが多い。
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古酒
三年以上熟成した泡盛。熟成して蒸発した分、若い泡盛を継ぎ足して活性化させる仕次ぎが古酒造りの伝統的製法。仕次ぎした場合も、全量の半分以上が三年以上なら古酒。
出典 (株)朝日新聞出版発行「とっさの日本語便利帳」とっさの日本語便利帳について 情報
普及版 字通
「古酒」の読み・字形・画数・意味
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