デジタル大辞泉 「差戻す」の意味・読み・例文・類語 さし‐もど・す【差(し)戻す】 [動サ五(四)]1 やりなおさせるために、もとへ戻す。「書類を―・す」2 上級審が原判決を取り消し・破棄して審理をやりなおさせるため、事件を原審に送り返す。「第一審に―・す」[可能]さしもどせる[類語]戻す・返す・押し戻す・押し返す・引き戻す・呼び戻す・呼び返す 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「差戻す」の意味・読み・例文・類語 さし‐もど・す【差戻】 〘 他動詞 サ行五(四) 〙 ( 「さし」は接頭語 )① 位置を、もとのところへもどす。また、もとの過程、状態にもどす。もとへ返す。さしかえす。[初出の実例]「叩(ひか)へて船の指し戻(モド)す間を相待ちける所に」(出典:太平記(14C後)一六)② 上級審で原判決を取り消したり、破棄したりして、さらに事件を深く審理させるため原裁判所または第一審裁判所に送り返す。[初出の実例]「控訴裁判所は左の場合に於て事件に付き尚ほ弁論を必要とするときは其事件を第一審裁判所に差戻す可し」(出典:民事訴訟法(明治二三年)(1890)四二二条) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例