差招く(読み)サシマネク

デジタル大辞泉 「差招く」の意味・読み・例文・類語

さし‐まね・く【差(し)招く/×麾く】

[動カ五(四)]
手招きをする。「こちらへ来いと―・く」
軍勢などの向かう方向を指示する。指揮する。
みな移那斯えなし麻都まつが、―・くに従へらくのみ」〈欽明紀〉
[類語]招く呼ぶ呼び寄せる手招きする呼び出し呼び付ける呼び出す召し出す呼び立てる召致召集招集招致招聘招請招来召喚

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精選版 日本国語大辞典 「差招く」の意味・読み・例文・類語

さし‐まね・く【差招・麾】

  1. 〘 他動詞 カ行五(四) 〙 ( 「さし」は接頭語 )
  2. 手で合図をして、人を呼ぶ。招き寄せる。
    1. [初出の実例]「左右執戟者を麾(サシマネイ)て」(出典:史記呂后本紀延久五年点(1073))
  3. 指示する。さしずをして、軍勢などの向かう所を示す。
    1. [初出の実例]「兵を率て自ら将(いくさひと)として〈略〉撝(サシマネク)所雲のごとくに靡けり」(出典:日本書紀(720)武烈即位前(図書寮本訓))

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