呼出す(読み)ヨビダス

デジタル大辞泉 「呼出す」の意味・読み・例文・類語

よび‐だ・す【呼(び)出す】

[動サ五(四)]
呼んで来させる。「近くの店へ―・す」「裁判所に―・される」
コンピューターで、補助記憶装置にあるデータを使った作業をするため、本体メモリー上に移し入れ、画面に表示させる。「書きかけの文書データを―・す」
[類語]呼び立てる召し出す呼ぶ呼び寄せる呼び付ける差し招く召致召喚召集招集招致招聘招請招来

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「呼出す」の意味・読み・例文・類語

よび‐だ・す【呼出】

  1. 〘 他動詞 サ行五(四) 〙
  2. 呼び寄せる。呼んで来させる。出頭させる。めしだす。召喚する。呼びいだす。
    1. [初出の実例]「メシ ツカワレタ ニョウバウ イチニン ヲ yobidaite(ヨビダイテ) タヅネラレタレバ」(出典:天草本平家(1592)二)
  3. 呼んで外へつれ出す。呼んで誘い出す。呼びいだす。
    1. [初出の実例]「夫では外へ呼出して談さうか」(出典:魔風恋風(1903)〈小杉天外〉後)
  4. 呼びはじめる。呼びいだす。
  5. 電話の呼び出し音を鳴らす。電話口に出させる。
    1. [初出の実例]「鳥渡電話を掛けてくれ。〈略〉京橋の丸丸番だよ。呼出してすぐにここへ来いって」(出典:つゆのあとさき(1931)〈永井荷風〉二)

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