百科事典マイペディア 「布田」の意味・わかりやすい解説
布田【ふだ】
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東京都調布市の,甲州街道に沿う地名。10世紀に成立した《和名類聚抄》に見える爾布田郷の地ともいわれている。江戸時代,甲州道中の上石原,下石原,上布田,下布田,国領の各宿と,上布田宿加宿の小島分村を合わせて布田五宿といった。江戸時代前期の《武蔵田園簿》ではこれらがすべて町として記されているが,1702年(元禄15)の郷帳では村となっており,1834年(天保5)の郷帳では上石原が宿とされ他は村になっている。布田五宿は東から国領,下布田,上布田,下石原,上石原と家並みが連続して3km余に及んでいた。国領宿から内藤新宿まで3里32町(15km余),上石原宿から府中宿へは1里10町(5km余)である。五宿で一継ぎの宿駅であり,各宿が月に6日ずつ,日を決めて人馬継ぎを勤めた。人馬継問屋は各宿と小島分村の6ヵ所にあったが,本陣,脇本陣はどこにもなく,旅籠屋は下石原宿にはなく,他の4宿に中・小合わせて9軒であった。
執筆者:伊藤 好一
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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