干しブドウ

百科事典マイペディアの解説

干しブドウ【ほしブドウ】

レーズンraisinとも。ブドウの実を乾燥させたもの。ふつう種無し品種を用いる。十分に熟し果汁が自然濃縮した果実を箱に入れて日干ししたり,アルカリ浸漬したものを日干しあるいは火力で乾燥させるなど種々の製法がある。乾燥地では果柄を折り曲げたりして枝についたまま日光乾燥する方法もとられる。そのまま食べ,また,料理や菓子の材料とする。米国のカリフォルニアや南欧産が有名。
→関連項目ブドウ(葡萄)

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

食の医学館の解説

ほしぶどう【干しブドウ】

干しブドウは古くから中近東などでつくられ、携行食品として利用されてきました。干しブドウには種がありませんが、それは粒が小さくて糖度が高く、種のない品種を用いるからです。干しブドウをつくるのには、10~15日間天日で乾燥させるのと、熱風で乾燥させる2つの方法があります。
 干しブドウには種以外の栄養分が凝縮されています。糖質は100g中80.7gと生果の5倍にも達し、これは砂糖漬けなど加工食品を除けば、乾燥果実も含めたくだもののなかで、いちばん高い数字です。ミネラル類も劇的に増加します。生果とくらべ、銅は約8倍、マグネシウムは約5倍、カリウム、リンは約6倍、カルシウムは約10倍、そして鉄分はなんと約20倍にもなります。もともと生果にも多いカリウムは、干しブドウにすると100gあたりの含有量はくだもの中のベスト5に入るほどです。この豊富なミネラル類が貧血の改善に役立ちます。
 干しブドウは皮ごと食べるので食物繊維が多く、生果の8倍にもなり、便秘解消に役立つわけです。

出典 小学館食の医学館について 情報

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