日本大百科全書(ニッポニカ) 「ピラフ」の意味・わかりやすい解説
ピラフ
ぴらふ
pilaf
炒(いた)めご飯のこと。発生は西アジア地方とされ、アフガニスタンのパラオpalaw、イランのポロウpolow、トルコのピラウpilawなどの米料理がそれにあたる。現在、世界各国に浸透している。
作り方は、洗った米とタマネギのみじん切りをバターで炒め、塩、こしょうをして炊く。日本では、エビ、カニ、鶏肉、羊肉、魚貝類、ハムなどを利用して変化のあるピラフをつくって一品料理としたり、タマネギだけのものは他の料理の付け合せとして用いられている。付け合せとして他の料理といっしょに食べる場合は、ソースをかけるので、普通のご飯よりやや固めに炊き、ソースをかけることによってちょうどよい柔らかさになるように仕上げることが望ましい。
[小林文子]