幽明(読み)ユウメイ

デジタル大辞泉 「幽明」の意味・読み・例文・類語

ゆう‐めい〔イウ‐〕【幽明】

暗いことと明るいこと。
死後世界と、現在の世界。冥土めいど現世幽界顕界

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精選版 日本国語大辞典 「幽明」の意味・読み・例文・類語

ゆう‐めいイウ‥【幽明】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 暗いことと明るいこと。よいこととわるいこと。天地の理と人間、日と月、昼と夜、賢者と愚者などの対に用いられる。
    1. [初出の実例]「さとりたる眼には内外・幽明(ユウメイ)有無差別なし」(出典翁問答(1650)上)
    2. [その他の文献]〔易経‐繋辞上〕
  3. 幽界と顕界。冥土と現世。
    1. [初出の実例]「普照法界、朗五眼於自他、広被幽明、証六通乎物我」(出典:性霊集‐七(835頃)和命婦於法華寺奉入千燈料田願文)
    2. [その他の文献]〔礼記‐祭義〕

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普及版 字通 「幽明」の読み・字形・画数・意味

【幽明】ゆう(いう)めい

有形無形。明と暗の世界。〔易、辞伝上〕仰ぎては以て天、俯しては以て地理を察す。是の故に幽の故(こと)を知る。

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