デジタル大辞泉 「弦理論」の意味・読み・例文・類語 げん‐りろん【弦理論】 《string theory》粒子は大きさのない質点でなく、一次元の弦(ひも)で記述されると考える理論。1970年代に南部陽一郎、サスキンド、ニールセンがハドロンの理論として独立に発表。現在は超対称性を取り入れた超弦理論という統一理論に興味が向けられている。ひも理論。ストリング理論。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「弦理論」の意味・わかりやすい解説 弦理論げんりろんstring theory 点粒子の代わりに,一次元的に広がった弦の運動を扱う量子論。1970年頃,ハドロンを広がった素粒子としてとらえ,その模型として初めて定式化された(双対共鳴模型)。ハドロンを記述する理論として量子色力学が導入されたあとは,量子色力学と弦理論の関係が研究された。今日では超対称性を備えた弦の理論である超弦理論が,10-35m程度の非常に小さなスケールでの究極の統一理論として研究されている。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by