デジタル大辞泉
「彦」の意味・読み・例文・類語
ひ‐こ【×彦】
《「日子」の意》男子の美称。多く、男子の名前につけて用いる。「天稚彦」「海幸彦」⇔姫。
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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ひ‐こ【彦】
- 〘 名詞 〙 ( 「日子」の意 ) 男子の美称。古代では「姫(ひめ)」に対して、男性一般を表わし、多く男子の名前の下に付けて用いる。「海幸彦(うみさちひこ)」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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普及版 字通
「彦」の読み・字形・画数・意味
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
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彦
ひこ
男子の呼称で、姫(ひめ)の対。現代では男子の名前の下につけて「~彦」のように用いられることが多いが、上代では、「彦星」や「海幸彦」のように、上にも下にもついた形で現れ、上につく形が古いとされる。ただし、男子の意味で単独に用いられたかどうか確実な用例はなく、男神の名前についた形の例が多い。語源には諸説あるが、「日子(ひこ)」の義で、「ひ」は美称、「こ」は子供・子孫の意とするのが一般である。
[藁科勝之]
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
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世界大百科事典(旧版)内の彦の言及
【ヒメ・ヒコ制】より
…古代国家成立以前の兄弟姉妹(姫と彦)による二重支配体制をいう。血縁紐帯を基軸とした氏族社会で,同母の兄弟と姉妹は特に深く結ばれていた。…
※「彦」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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