経済分析の手法の一つで、企業、家計あるいは個人など個々の主体の経済行動の分析を通じて、経済現象を解明しようとするもの。ミクロ分析ともいう。たとえば、個人は、労働時間当りの賃金が与えられたとき、どれほどの労働供給を行うか、こうして決まった所得をどのように消費と貯蓄に分けるか、また、企業が売上げから費用を引いた利潤を極大にするよう行動するとすれば、与えられた技術のもとで、どのような生産要素をどれだけ雇用し、生産量をどこに決めるか、などを分析する。この場合、競争市場にあっては、各主体がそのような生産・消費・供給を決めるのに重要な手掛りとなるのが価格であり、価格を媒介にして需要・供給が調整され、資源配分が決められるので、微視的分析では価格分析が主要な役割を果たす。またそれは、経済分析の他の手法、たとえば産業の視点にたつ産業組織論、経済全体をとらえる巨視的分析などに対応する。
[一杉哲也]
〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...
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