怒和島(読み)ぬわじま

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「怒和島」の意味・わかりやすい解説

怒和島
ぬわじま

愛媛県西部忽那諸島の西部にある島。松山市に属する。最高点は 206m。上怒和と元怒和の二つの集落がある。江戸時代大洲藩領であった。柑橘類栽培が行なわれる。四国本土の松山市三津浜からフェリー就航面積 4.77km2人口 661 (2000) 。

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デジタル大辞泉プラス 「怒和島」の解説

怒和島

愛媛県松山市、忽那(くつな)諸島中島本島)の西約4キロメートルに位置する島。「ぬわじま」と読む。面積約4.81平方キロメートル。レモンなどの柑橘類、タマネギの栽培が盛ん。島南東の無人島クダコ島周辺は好漁場として知られ、タイ一本釣りなども行われる。

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世界大百科事典(旧版)内の怒和島の言及

【忽那諸島】より

…ほとんどの島が愛媛県温泉郡中島町を形成する。このうち中島,睦月島,野忽那島,怒和(ぬわ)島,津和地島,二神島と柱島(山口県)はかつて忽那七島と呼ばれ,南朝方についた忽那氏の勢力範囲であったが,現在は柱島にかえて興居(ごご)島(松山市)を加え,忽那七島とする。七島のほか釣(つる)島(松山市),由利島,大館場(おおたちば)島,クダコ島など20余の島が含まれ,興居島を除いて離島振興法指定地域である。…

※「怒和島」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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