急性硬膜下血腫(読み)キュウセイコウマクカケッシュ

デジタル大辞泉 「急性硬膜下血腫」の意味・読み・例文・類語

きゅうせい‐こうまくかけっしゅ〔キフセイカウマクカケツシユ〕【急性硬膜下血腫】

頭部外傷などにより、硬膜の間で出血が起こり、短時間血腫ができた状態。外傷による脳の損傷、または血腫の増大に伴って脳が圧迫されることにより、意識障害などの症状が現れる。脳動脈瘤破裂など外傷以外の原因で起こる場合もある。→硬膜下血腫慢性硬膜下血腫急性硬膜外血腫

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家庭医学館 「急性硬膜下血腫」の解説

きゅうせいこうまくかけっしゅ【急性硬膜下血腫 Acute Subdural Hematoma】

[どんな病気か]
 脳のいちばん外側を包む硬膜(こうまく)とその内側くも膜の間の血管が切れて出血し、血のかたまり(血腫(けっしゅ))ができたのが硬膜下血腫(こうまくかけっしゅ)です。
[治療]
 血腫が小さければ手術をせず、症状に応じた保存的な治療をします。血腫が大きければ手術をして血腫を取り除きますが、脳挫傷(のうざしょう)(「脳挫傷」)にともなって、あるいは太い静脈が切れておこることが多いため、予後がよくありません。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「急性硬膜下血腫」の意味・わかりやすい解説

急性硬膜下血腫
きゅうせいこうまくかけっしゅ

硬膜下血腫

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