頭蓋骨の内側で脳を包んでいる硬膜と、脳の間に出血がたまって血腫になったものです(コラム頭部の解剖図)。
脳組織の
まれに硬膜と脳表とを結ぶ静脈(
血腫による圧迫と脳挫傷のため、頭蓋骨の内側の圧が高まり(
脳挫傷の局所の症状として、半身の麻痺(
血腫は頭部CTで白く映ります(高吸収域)。血腫は脳の表面に広がるため、三日月型になります。
血腫の大きさと症状の程度によって、緊急に
血腫が少量の場合は手術の効果が低いため、重症でも薬物療法が選択されることが多く、頭蓋内圧亢進に対する脳圧降下薬(グリセオールやマンニトール)の点滴注射が行われます。頭蓋内圧亢進に対する特殊な治療法としてバルビツレート療法や低体温療法がありますが、副作用も大きいため適応は慎重に判断されます。
脳ヘルニアが進行し、脳幹の機能が失われた場合(たとえば呼吸停止)は、手術での危険が高く、開頭手術を行えないこともあります。重症例では、局所麻酔で頭蓋骨に小さな
予後は、一般的に入院時の意識障害の程度に比例し、
並木 淳
出典 法研「六訂版 家庭医学大全科」六訂版 家庭医学大全科について 情報
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