恩山寺(読み)おんざんじ

日本歴史地名大系 「恩山寺」の解説

恩山寺
おんざんじ

[現在地名]小松島市田野町

恩山寺谷を登った中腹にある。母養山と号し、高野山真言宗本尊薬師如来。四国霊場八十八ヵ所の第一八番札所で、御詠歌は「子をうめるその父母のおんさんじとふらひかたき事ハあらじな」(四国遍礼道指南)行基開創と伝え、のち空海の母が当寺を訪ねたものの女人禁制であったため、空海は寺前で七日間にわたって祈願、母を入山させ、唐木ビランジュを植えたという。山号院号はこれに由来するといわれ、弘仁年間(八一〇―八二四)空海は自像を刻んで安置したと伝える。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

デジタル大辞泉プラス 「恩山寺」の解説

恩山寺

徳島県小松島市郊外にある寺院。高野山真言宗。山号は母養山、院号は宝樹院。本尊は薬師如来。天平年間、行基による開創と伝わる。女人禁制であったが、のちに弘法大師(空海)が開禁を祈願し成就。自身の母親とともに入山したとされる。四国八十八ヶ所霊場第18番札所。

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