デジタル大辞泉 「悉曇三密鈔」の意味・読み・例文・類語 しったんさんみつしょう〔シツタンサンミツセウ〕【悉曇三密鈔】 江戸前期の悉曇研究書。7巻。浄厳じょうごん著。天和2年(1682)刊。悉曇の音韻・文法、梵字の意義を説き、真言の教義に言及。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
精選版 日本国語大辞典 「悉曇三密鈔」の意味・読み・例文・類語 しったんさんみつしょう‥サンミツセウ【悉曇三密鈔】 悉曇学書。序、条目、上本、上末、中本、中末、下之上、下之中、下之下より成る。浄厳著。天和二年(一六八二)刊。中世以降の悉曇学を集成し、梵語の発音、梵字のできかた、梵字の字義を述べたもの。その内容は、契沖を通じて国学の音韻論の基本思想となった。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「悉曇三密鈔」の意味・わかりやすい解説 悉曇三密鈔しったんさんみつしょう 浄厳 (じょうごん) 著。3巻。天和2 (1682) 年刊。江戸時代初期の悉曇研究書として代表的なもの。独創性よりも,従前の説の集大成としての意味をもつ。浄厳は契沖の師であったため,契沖,ひいてはその後の国学に与えた悉曇学の影響 (特に音韻相通説など) は大きいとみられている。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by