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成長ホルモン せいちょうホルモン growth hormone

翻訳|growth hormone

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

成長ホルモン
せいちょうホルモン
growth hormone

(1) 植物の生長現象に関係するホルモンで,次のようなものが知られている。オーキシンジベレリン類,サイトカイニン酸 (主として細胞分裂) ,花成ホルモン (催花作用) ,アプサイシン酸 (離層や休眠芽形成) など。

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デジタル大辞泉の解説

せいちょう‐ホルモン〔セイチヤウ‐〕【成長ホルモン/生長ホルモン】

脳下垂体前葉から分泌され、骨の発達やたんぱく質同化作用を促して体を成長させるホルモン。不足すると小人症に、過剰になると巨人症先端巨大症になる。ソマトトロピン。GH(growth hormone)。
植物ホルモン」に同じ。

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百科事典マイペディアの解説

成長ホルモン【せいちょうホルモン】

GH,ソマトトロピン(STHと略記)とも。脳下垂体前葉ホルモンの一種で,細胞膜のアミノ酸通過を刺激するなどタンパク質合成を直接・間接に支配し成長促進に働く。成長ホルモンそのものの分泌は抑制因子(ソマトスタチン)と促進因子によって調節される。
→関連項目希少疾病用医薬品脳下垂体前葉ホルモンヒト成長ホルモン

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栄養・生化学辞典の解説

成長ホルモン

 ソマトトロピンともいう.下垂体が分泌するタンパク質ホルモンで,動物の成長を促進する作用を示す.

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世界大百科事典 第2版の解説

せいちょうホルモン【成長ホルモン growth hormone】

GHと略記し,ソマトトロピンsomatotropin(STHと略記)ともいう。脊椎動物の脳下垂体前葉の好酸性細胞から分泌されるホルモンの一つ。分泌は視床下部の支配を受け,抑制因子ソマトスタチンsomatostatin(GIF,GIHまたはSRIFと略記)と促進因子(GRFまたはGRHと略記)によって調節される。このホルモンは硬骨魚類から哺乳類に至るまで1本鎖の単純タンパク質で,S-S結合をもつ。アミノ酸残基の総数は約190で,ヒト,ヒツジ,ウマ,ウシでは一次構造がわかっている。

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大辞林 第三版の解説

せいちょうホルモン【成長ホルモン】

脳下垂体前葉から分泌され、主に成長を促進するホルモン。小児期に過剰になると巨人症、成人以降に過剰になると末端巨大症になる。成長期以前に不足すると小人症となる。ソマトトロピン。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

成長ホルモン
せいちょうほるもん

下垂体前葉から分泌される単純タンパク質のホルモンで、脊椎(せきつい)動物全般にわたって存在するといわれている。GH(growth hormoneの略)、STH(somatotropic hormoneの略)とも表記し、化学物質名はソマトトロピンsomatotropinという。ヒトの成長ホルモンは、191個のアミノ酸残基からなり分子量が2万または2万2000の2種があり、その構造も明らかになっている。ウシ、ブタ、ヒツジなど多数の動物で、アミノ酸配列がわかっている。
 成長ホルモンは、種々の物質の代謝系を調節して、動物の成長に関係している。しかし、甲状腺(せん)ホルモン、インスリン、副腎(ふくじん)皮質ホルモン、性ホルモンなどのホルモンも物質代謝に関係している。成長ホルモンは、これらのホルモンと協調的あるいは拮抗(きっこう)的に作用し代謝調節を行う。したがって、成長ホルモンのみが成長促進の要因ではなく、他のホルモンとの調和のとれた分泌が、正常な成長に必要である。たとえば成長ホルモンは、組織におけるアミノ酸の分解を抑え、タンパク質の生合成を促進する。また脂肪組織からの遊離脂肪酸の放出を促進するとともに、組織へのその取り込みを増加させる。さらに、成長ホルモンは糖代謝にも関係し、肝臓からのブドウ糖の放出を促進し、筋肉や脂肪組織の血中からのブドウ糖の取り込みを減少させる。その結果、血糖値が上昇する。また、成長期の動物の長骨の両端にある骨端軟骨板に作用し、その増殖を促し、長骨の成長を促進している。このように、成長ホルモンは動物の成長に関与するが、反応する組織や発生段階により、その作用は変化する。とくにヒトでは、成長ホルモンの分泌亢進(こうしん)が小児期におこると巨人症に、長骨の骨端軟骨の増殖停止後におこると先端巨大症となる。その逆に、成長期のホルモン分泌不全により低身長症がおこる。成長ホルモンの分泌は、視床下部の成長ホルモン抑制因子であるソマトスタチンにより放出が抑制され、成長ホルモン放出因子により促進される。
 成長ホルモン量は、抗原抗体反応を利用したラジオイムノアッセイにより測定する。生物学的測定法としては、下垂体を摘出した幼若ネズミに検体を注射し、脛骨(けいこつ)の骨端軟骨の成長を測定する方法や、ニワトリ胚(はい)の軟骨への硫酸塩の取り込みを測定する方法がある。魚類は、ウシ、ブタ、サル、ヒトの成長ホルモンには反応する。ラットは魚類の成長ホルモンには反応しないが、他の哺乳(ほにゅう)類の成長ホルモンに反応する。ヒトは、霊長類を含めて他の動物の成長ホルモンに反応しない。このため低身長症の治療には、かならずヒトの成長ホルモンを利用しなければならない。また、成長ホルモンは、肝臓、腎臓(じんぞう)や筋などで合成されるインスリン様成長因子の合成・分泌を促進する。このインスリン様成長因子が、細胞増殖やタンパク質合成などの成長ホルモン作用を仲介していることがわかってきた。[高橋純夫]
『鎮目和夫編著『成長ホルモンとその関連ペプチド』(1992・朝倉書店) ▽日本比較内分泌学会編『成長ホルモン・プロラクチンファミリー』(1996・学会出版センター)』

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世界大百科事典内の成長ホルモンの言及

【脳下垂体】より


[前葉と前葉ホルモン]
 腺下垂体の前葉からは数多くのホルモンが分泌されるが,現在までに完全にわかっているものは6種類である。すなわち,成長ホルモン,プロラクチン,副腎皮質刺激ホルモン,甲状腺刺激ホルモン,卵胞刺激ホルモン,黄体形成ホルモンである。このほか最近の説ではリポトロピンエンドルフィン,エンケファリンも分泌されるという。…

【ホルモン】より

…これらのホルモンには,黄体形成ホルモン放出ホルモン(略号LHRH。濾胞(卵胞)刺激ホルモン放出ホルモンと同一のものと考えられている),甲状腺刺激ホルモン放出ホルモン(TRH),副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモン(CRH),プロラクチンの放出ホルモン(PRH)と抑制ホルモン(PIH),成長ホルモンの放出ホルモン(GRH)と抑制ホルモン(GIH。抑制ホルモンはソマトスタチンともいわれる),黒色素胞刺激ホルモンの放出ホルモン(MRH)と抑制ホルモン(MIH)などがある。…

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