翻訳|acromegaly
先端肥大症ともいう。1886年,マリーP.Marieがはじめて記載し,命名した。脳下垂体前葉から分泌される成長ホルモンの持続的過剰分泌によって起こる慢性疾患で,鼻,耳,唇が肥大し,眉部の膨隆,下顎の突出などを伴って,特有な顔貌を呈する。同時に手足も大きくなり,さらに頭痛,関節痛,無月経を伴い,高血圧,糖尿病などの合併症があることが多い。脳下垂体の機能亢進はほとんどが腫瘍によるもので,成長ホルモンの過剰分泌が少年期以前の骨端線閉鎖以前に起こると巨人症になり,それ以後に起こると,末端肥大症となる。検査では,血中成長ホルモンの著しい増加と,トルコ鞍の拡大がみられる。治療は,腫瘍が小さいときは手術を行い,ほかに放射線療法,ブロモクリプチンなどによる薬物療法を行う。
→脳下垂体
執筆者:菊池 祥之
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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