病人、けが人を人の力で持ち上げて運ぶ運搬用具で、脚、車輪はない。担架には、2本の棒の間に帆布が張られて不用のときは折り畳めるようになっているものと、板製などで畳めないものとがあるが、主として救急時の運搬に用いられるため、折り畳めるもののほうが多い。人力で運ぶということから、階段、急な坂道などというような不便な場所でも使え、活用範囲が広い。屋外で用いるときは、保温を十分にして、病人が転落しないように支持(抑制)べルトをつける。運搬中は上下左右の振動を与えないようにするほか、平地を歩くとき、階段・坂道を下りるときは病人の足元から進み、階段・坂道を上るときは頭部から先行するようにする。なお、担架はつねに水平を保ち、病人の頭部を下げないことが原則なので、2人で持つときは、背丈の高い人が病人の頭部のほうを持つようにする。
[山根信子]
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
ノーベルがスウェーデンアカデミーに寄付した遺産を基金とする世界的な賞。1901年以降行われ、毎年、物理学・化学・生理学および医学・文学・平和・経済学の6部門において、顕著な功績のあった人に授与される。...