担架(読み)たんか

日本大百科全書(ニッポニカ)「担架」の解説

担架
たんか

病人、けが人を人の力で持ち上げて運ぶ運搬用具で、脚、車輪はない。には、2本のの間に帆が張られて不用のときは折り畳めるようになっているものと、板製などで畳めないものとがあるが、主として救急時の運搬に用いられるため、折り畳めるもののほうが多い。人力で運ぶということから、階段、急な坂道などというような不便な場所でも使え、活用範囲が広い。屋外で用いるときは、保温を十分にして、病人が転落しないように支持(抑制)べルトをつける。運搬中は上下左右の振動を与えないようにするほか、平地を歩くとき、階段・坂道を下りるときは病人の足元から進み、階段・坂道を上るときは頭部から先行するようにする。なお、担架はつねに水平を保ち、病人の頭部を下げないことが原則なので、2人で持つときは、背丈の高い人が病人の頭部のほうを持つようにする。

[山根信子]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典「担架」の解説

たん‐か【担架】

〘名〙 病人や負傷者などをのせ、人が前後から支えて運ぶ道具。二本の棒の間に人をのせる布などが張ってある。
※風俗画報‐一七七号(1898)遊就館「戦争中我軍の負傷者運搬に用ひたる担架(タンカ)、血染めの防寒外套及び頭巾手袋」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉「担架」の解説

たん‐か【担架】

病人や負傷者を乗せて運ぶ道具。2本の棒の間に人を乗せるための布などを張ったもの。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

レベルE

冨樫義博による漫画作品。SFオカルト・ファンタジー。『週刊少年ジャンプ』にて1995年から1997年まで連載。ジャンプコミックス全3巻。2011年にはテレビアニメ化された。...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android