掏り替える(読み)スリカエル

デジタル大辞泉 「掏り替える」の意味・読み・例文・類語

すり‐か・える〔‐かへる〕【×掏り替える】

[動ア下一][文]すりか・ふ[ハ下二]人に気づかれないように、こっそりと別のものに取り替える。「偽物と―・える」「問題を―・える」
[類語]入れ替える取り替える差し替える付け替える引き替える振り替える挿げ替える置き換える切り替える組み替える詰め替える

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「掏り替える」の意味・読み・例文・類語

すり‐か・える‥かへる【掏替】

  1. 〘 他動詞 ア行下一(ハ下一) 〙
    [ 文語形 ]すりか・ふ 〘 他動詞 ハ行下二段活用 〙 他人に気づかれないように、こっそりと取りかえる。多く、他人の持っているよい品物や自分の必要とする物を、自分の持っている悪い品物や不必要な物とかえる場合にいう。議論主題などの抽象的な物事についても用いる。
    1. [初出の実例]「すれば最前真を取らう取らうと存てばひ合ふ内に、真とお太刀とをすりかへた物で御ざらう」(出典:虎寛本狂言・真奪(室町末‐近世初))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android