掛錫(読み)カシャク

デジタル大辞泉 「掛錫」の意味・読み・例文・類語

か‐しゃく〔クワ‐〕【×錫/××錫】

錫杖しゃくじょう僧堂の壁に掛ける意》行脚禅僧が、僧堂に滞在し修行すること。転じて、僧堂に籍をおいて修行すること。掛搭かた。→飛錫ひしゃく

け‐しゃく【×錫/××錫】

修行僧行脚あんぎゃ途中で他の寺にとどまること。かしゃく。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「掛錫」の読み・字形・画数・意味

【掛錫】か(くわ)しやく

僧が巡行錫杖をかけて、一時止まること。掛杖。宋・寇準中秋江上の吟僧に寄す〕詩 掛錫して楚に在り 杜門無し

字通「掛」の項目を見る

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