デジタル大辞泉 「掛錫」の意味・読み・例文・類語 か‐しゃく〔クワ‐〕【▽掛×錫/×挂×錫】 《錫杖しゃくじょうを僧堂の壁に掛ける意》行脚の禅僧が、僧堂に滞在し修行すること。転じて、僧堂に籍をおいて修行すること。掛搭かた。→飛錫ひしゃく け‐しゃく【▽掛×錫/×挂×錫】 修行僧が行脚あんぎゃの途中で他の寺にとどまること。かしゃく。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「掛錫」の意味・読み・例文・類語 か‐しゃくクヮ‥【掛錫・挂錫】 〘 名詞 〙 ( 錫杖(しゃくじょう)を僧堂の壁にかけておく意 ) 行脚(あんぎゃ)中の僧侶が、一時他の寺院に滞在すること。転じて、僧堂に籍をおいて修行すること。掛搭(かとう・かた)。[初出の実例]「嵩山の少室峰少林寺に掛錫しまします」(出典:正法眼蔵(1231‐53)光明)[その他の文献]〔釈氏要覧〕 け‐しゃく【掛錫・挂錫】 〘 名詞 〙 ( 「け」は「掛」「挂」の呉音 ) ⇒かしゃく(掛錫) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
普及版 字通 「掛錫」の読み・字形・画数・意味 【掛錫】か(くわ)しやく 僧が巡行の錫杖をかけて、一時止まること。掛杖。宋・寇準〔中秋、江上の吟僧に寄す〕詩 掛錫して楚に在り 杜門、無し字通「掛」の項目を見る。 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報