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換位conversionとならぶ伝統的論理学における直接推理の一種。換質とは命題の肯定・否定という質を換える推理であり,(1)肯定命題〈……はPである〉から否定命題〈……は非-Pでない〉を導出すること,(2)否定命題〈……はPでない〉から肯定命題〈……は非-Pである〉を導出すること,の2種がある。換位とは主語Sと述語Pの位置を転換する推理であり,(3)〈すべてのSはPである〉から〈あるPはSである〉を導くこと,(4)〈いかなるSもPでない〉から〈いかなるPもSでない〉を導くこと,(5)〈あるSはPである〉から〈あるPはSである〉を導くこと,等がある。(3)が全称命題から特称命題への推論であるゆえに減量換位と呼ばれるのに対して,(4)(5)は単純換位と呼ばれる。現代論理学によって解釈するとき,まず,非-PはPの補集合と解されるので(1)(2)が成立する。また,Sが空集合ではないという条件のもとで(3)が成立,かつ,その条件なしで(4)(5)が成立する。
→推理
執筆者:岡部 満
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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