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摩竭魚 まかつぎょ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

摩竭魚
まかつぎょ

サンスクリットのマカラ makaraの漢訳。経典に出てくる空想上の巨魚で鯨魚ともいう。頭部と前肢羚羊 (れいよう) やわにのようで,体躯や尾は魚形で表わされる。しばしば船を飲み込み,海底に穴居しているといわれる。インド神話では大洋の神バルナの乗物とされ,あるいは愛の神カーマデーバの旗上につけられ,また十二宮の一つとして摩竭宮と名づけられている。バールフットサーンチー,ブッダガヤーその他の仏教建築や仏像などにもしばしば装飾的に用いられている。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

摩竭魚
まかつぎょ

海の怪物、巨大な魚の一種。摩竭はサンスクリット語およびパーリ語のマカラmakaraの音写。インド神話には、愛の神カーマkmaの象徴として、あるいは大洋神バルナVaruaの乗り物として現れ、そのワニのような独特の形像は門(マカラトーラナ)とか、頭や耳の飾りに使用される。実在する魚としては鮫(さめ)に相当する場合が多く、仏教の経典、とくに律典のなかにその歯や骨を用いてつくった道具・装飾品がみられる。[片山一良]

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動植物名よみかた辞典 普及版の解説

摩竭魚 (マカツギョ)

動物。海の怪物,巨大な魚の一種

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