放射伝熱(読み)ほうしゃでんねつ(英語表記)radiant heat transfer

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

放射伝熱
ほうしゃでんねつ
radiant heat transfer

輻射伝熱ともいう。温度差がある2物体が互いに離れているとき,その表面間の放射によるエネルギーの交換をいう。この結果,高温の物体の温度が下がり,低温の物体の温度が上昇する。シュテファン=ボルツマンの法則によると,放射エネルギーは絶対温度の4乗に比例するから,これが高温物体からの熱の発散の主原因となる。太陽熱はこの例である。

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世界大百科事典内の放射伝熱の言及

【伝熱】より

…また熱という概念は,熱力学の第1法則が示すようにエネルギーの一形態であり,温度の高低のみによって移動する物理量である。 熱の移動の基本形態は,熱伝導と熱放射であり,そのときの熱の移動にとくに注目するとき,それぞれ伝導伝熱,放射伝熱という。 (1)熱伝導は,液体,気体,固体をとわず発生する熱エネルギーの移動形態である。…

※「放射伝熱」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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