散らかる(読み)チラカル

デジタル大辞泉 「散らかる」の意味・読み・例文・類語

ちらか・る【散らかる】

[動ラ五(四)]物が乱雑に広がる。散乱する。「足の踏み場もないほど―・る」
[類語]散る散らばる散らかす散らす散ずる四散分散拡散散開飛び散る飛散飛ぶ雲散離散霧散散逸雲散霧消

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「散らかる」の意味・読み・例文・類語

ちらか・る【散】

  1. 〘 自動詞 ラ行五(四) 〙
  2. あれこれと気が移って落ち着かなくなる。ちらける。
    1. [初出の実例]「くらい夕方・気も綿もちらかって」(出典:雑俳・歌羅衣(1834‐44)三)
  3. ばらばらになる。ちらばる。
    1. [初出の実例]「広小路に人ちらかって玉霰」(出典:俳諧・文政句帖‐七年(1824)一一月)
  4. あちこちに乱雑に広がる。散乱する。ちらける。
    1. [初出の実例]「此頃は湯へも這入ず髪も此様に散(チラ)かって居るし」(出典人情本・閑情末摘花(1839‐41)四)
  5. あたりに発散する。ちらける。
    1. [初出の実例]「辺りに烈しい薬の臭ひが散らかってゐる」(出典:百鬼園随筆(1933)〈内田百〉虎列剌)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android