雲散霧消(読み)ウンサンムショウ

デジタル大辞泉 「雲散霧消」の意味・読み・例文・類語

うんさん‐むしょう〔‐ムセウ〕【雲散霧消】

[名](スル)雲や霧が消えるときのように、あとかたもなく消えうせること。雲消霧散。「長年の計画があっけなく雲散霧消する」
[類語]失う遺失散逸滅失流失消失消滅消散忘失雲散霧散離散四散飛散立ち消え消える失せる散る失する無くなる無くす無くする無くなす喪失する亡失する紛失する落とす払拭集散離合結集集合集結糾合集中凝集密集蝟集いしゅう群集集積拡散分散散開

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精選版 日本国語大辞典 「雲散霧消」の意味・読み・例文・類語

うんさん‐むしょう‥ムセウ【雲散霧消】

  1. 〘 名詞 〙 雲や霧が風や日の光にあって、あとかたもなく散ったり消えたりするように、物事が消えてなくなること。雲消霧散。雲散鳥没。
    1. [初出の実例]「其の信用を雲散霧消に帰するを免かれず」(出典:信用の説(1883)〈馬場辰猪〉)

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四字熟語を知る辞典 「雲散霧消」の解説

雲散霧消

雲や霧が風や日の光にあって、あとかたもなく散ったり消えたりするように、物事が消えてなくなること。

[活用] ―する。

[使用例] 折角、川畔の山小屋について、さまざまな空想を繰り拡げていたのに、その楽しい空想が一ぺんに雲散霧消して、私はさしかかった夏の処置に弱り切った[檀一雄火宅の人|1975]

[使用例] 君の話は、聞いているうちに段々焦点がぼけて行って、遂にはその面影が雲散霧消してしまう[中村真一郎四季|1975]

[類語] うんしょうさん煙散霧消

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