作物間の土壌表面を被覆するために用いる稲わら,麦わら,刈草,堆肥などの総称。マルチの一種である。土壌の侵食防止,土壌水分の保持,地温の調節,雑草の発生防止などを目的とするが,施された有機物は徐々に分解して肥料の補給源ともなる。敷草は主作物の条間にあらかじめ牧草や青刈り用作物などを栽培しておき,適当な時期に刈り取って主作物の条間に敷く場合と,圃場(ほじよう)外から搬入する場合とがある。コンニャク植付け予定圃場にあらかじめエンバクを栽培しておくのは前者の例であり,果樹園や桑園などで用いられる稲わらや堆肥などは後者の例である。プラスチック資材がマルチに利用される以前は,地面に接して果実が発育するイチゴやスイカなどでは泥はねによる病害の伝染や品質低下を防ぐため,わらを敷くことがふつうに行われた。また,ボタンなど夏の高温に弱い花木類では地温上昇を防ぐため,バラでは乾燥防止のため稲わらや落葉を敷くのがよいとされている。
執筆者:松崎 昭夫
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
新暦の 4月後半から 5月の,梅雨前に日本列島が大きな移動性高気圧に覆われたときの晴天。発現期間は短い。もともとは旧暦 5月が梅雨にあたることから,梅雨の晴れ間の意味で,梅雨晴れ(つゆばれ)とも呼ばれ...