文応(読み)ぶんおう

精選版 日本国語大辞典 「文応」の意味・読み・例文・類語

ぶんおう【文応】

鎌倉時代亀山天皇の代の年号正元二年(一二六〇)四月一三日に改元、文応二年(一二六一)二月二〇日に至って次の弘長となる。出典は「晉書‐劉毅伝」の「大晉之行、戢武興文之応也」。

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デジタル大辞泉 「文応」の意味・読み・例文・類語

ぶんおう【文応】

鎌倉中期、亀山天皇の時の年号。1260年4月13日~1261年2月20日。

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日本の元号がわかる事典 「文応」の解説

ぶんおう【文応】

日本の元号(年号)。鎌倉時代の1260年から1261年まで、亀山(かめやま)天皇の代の元号。前元号は正元(しょうげん)。次元号は弘長(こうちょう)。1260年(正元2年)4月13日改元。亀山天皇の即位にともない行われた(代始改元)。『晋書(しんじょ)』を出典とする命名。文応年間の鎌倉幕府将軍は宗尊(むねたか)親王(6代)、執権は北条長時(ながとき)(6代)。1259年(正元1)、後深草(ごふかくさ)天皇は父の後嵯峨(ごさが)上皇の意向により、同母弟の亀山天皇に譲位した。この頃、後深草・亀山の二代にわたり、後嵯峨上皇が院政を行っていた。

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