フラグ(その他表記)Hülegü

デジタル大辞泉 「フラグ」の意味・読み・例文・類語

フラグ(flag/〈オランダ〉vlag)

《「フラッグ」とも》
旗。
コンピュータープログラムで、現在の状態や、設定した条件が成立したかどうかを表す変数
映画小説などで、後の展開を予想させる出来事登場人物行動伏線。「死亡フラグ」「恋愛フラグが立つ」

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精選版 日本国語大辞典 「フラグ」の意味・読み・例文・類語

フラグ

  1. 〘 名詞 〙 ( [オランダ語] vlag ) =フラッグ
    1. [初出の実例]「一同に米の字の旗章(フラグ)を出し」(出典:読売新聞‐明治一〇年(1877)一〇月一日)

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改訂新版 世界大百科事典 「フラグ」の意味・わかりやすい解説

フラグ (旭烈兀
)
Hülegü
生没年:1218-65

イル・ハーン国初代のハーンフレグとも。在位1260-65年。チンギス・ハーンの孫。13世紀の半ば,兄モンケ(憲宗)の命を受け,各王家から徴発した部族軍とオコデイ・ハーン時代の西方出先機関である〈アゼルバイジャン鎮守府〉〈ヒンドゥスターン・カシミール鎮守府〉の万人隊を指揮下に入れ,西アジアの征服活動を行った。イスマーイール派の諸城塞を攻略して降し,バグダードを陥れてアッバース朝を滅亡させた(1258)。さらに征服活動を進めてシリアに転戦中,モンケの訃報が入ると東帰しようとした。しかし,シリアの守将キトブカKitbuqaがマムルーク朝との戦いに敗れて殺され(1260年,アイン・ジャールートの戦),キプチャク・ハーン国軍も南下してアゼルバイジャンをうかがう気配を見せ,さらに本国ではモンケ没後フビライ(世祖)と弟アリク・ブケがハーン位継承争いを起こすに及んで帰国を断念した。征服活動に従った麾下の諸部族軍ともどもイランを中心とする征服地に居ついたフレグはイル・ハーン国の開祖となったが,敵国軍の侵入に対処する中,国の基礎がまだ十分に固まらないうちに没した。
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「フラグ」の意味・わかりやすい解説

フラグ(旭烈兀)
フラグ
Hūlāgū; Hülegü

[生]1217頃
[没]1265.2.8.
イランのモンゴル王朝,イル・ハン国の創始者 (在位 1256~65) 。チンギス・ハンの孫。 1253年,兄のモンケ・ハンよりイラン征服を命じられ,56年イラン北部のアサッシン派の諸城を掃滅。 58年バグダードを陥れて,アッバース朝命脈を断った。さらに 59年にはマムルーク朝治下のシリアに侵入。アレッポ,ダマスカスを落したが,兄モンケの訃報に接してイランに撤退。 62年にはカフカス領有を主張するキプチャク・ハン,ベルケの攻撃を退け,イラン,イラク,および東部アナトリアにも実権を確立。みずからイル・ハン Il-Khan (国の王) と号して,元朝の大ハンの宗主権を認めながらもアゼルバイジャンのマラガを中心とする事実上の独立国家を樹立した。没後,その遺体は,彼みずからが財宝庫を設けたウルミア湖 (現在のレザーイエ湖) 岸のシャーフー島に埋葬されたという。

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百科事典マイペディア 「フラグ」の意味・わかりやすい解説

フラグ(旭烈兀)【フラグ】

イル・ハーン国の建設者。フビライ(世祖)の弟。チンギス・ハーンの孫。兄モンケ(憲宗)の命を受け,1253年から西アジアを遠征,1258年アッバース朝を滅ぼし,イランの地にイル・ハーン国を開いた。

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旺文社世界史事典 三訂版 「フラグ」の解説

フラグ
Hulagu

1218〜65
イル−ハン国の始祖(在位1258〜65)
チンギス=ハンの孫。兄モンケ=ハン(憲宗)の命で西征し,1258年にアッバース朝の首都バグダード,ついでシリアのダマスクスに侵入。1260年アイン−ジャールートの戦いでマムルーク朝に撃退され,北部イランのタブリーズにイル−ハン国を創始した。

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ASCII.jpデジタル用語辞典 「フラグ」の解説

フラグ

英語で旗の意味。ソースコードで、ある条件を満たしているかどうかを判断するために使う変数のこと。通常は、0か1といった2値項目を使うが、処理によっては文字列などを使うこともある。条件を満たしていることを「フラグが立つ」などと表現することがある。

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山川 世界史小辞典 改訂新版 「フラグ」の解説

フラグ

フレグ

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