斧足類(読み)ふそくるい

百科事典マイペディアの解説

斧足類【おのあしるい】

斧足類(ふそくるい)

斧足類【ふそくるい】

最近では二枚貝類ということが多い(巻貝腹足類)。多くは左右相称で,外套(がいとう)膜から分泌された2枚の殻で包まれる。左右の殻は靭帯(じんたい)で結ばれ,【こう】歯(こうし)と呼ばれるかみ合せの歯がある。頭部は退化していて眼,触角はない。口に2対の唇弁があるが歯舌を欠く。外套腔には内外2枚のえらがあり,後方には2本の出入水管がある。足は通常斧形。また前後に閉殻筋がある。雌雄異体,時に同体。海産種が多い。日本産約1500種,世界に約2万5000種。オルドビス紀に出現した。→

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大辞林 第三版の解説

おのあしるい【斧足類】

軟体動物門の一綱。からだは左右相称で、二枚の外套がいとう膜がからだのほとんど全部をおおい、左右二枚の同形の貝殻をもつ。頭・触角・歯はなく、一部を除いて目もない。腹側中央部に斧形の筋肉質の運動器官をもつ。雌雄異体で卵生。砂泥中にすみ、固着性のものや、岩石・木材に穿孔するものもある。二枚貝類。ふそく類。多殻類。弁鰓べんさい類。双殻類。

ふそくるい【斧足類】

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精選版 日本国語大辞典の解説

おのあし‐るい をのあし‥【斧足類】

〘名〙 軟体動物に属する綱の一つ。二枚貝綱ということも多い。体は二枚の貝殻で左右から包まれているが、よく発達した閉殻筋によって殻を開閉する。頭部がないので、目も触角もない。足はくさび形で砂を掘るのに適している。一部の種類は足糸腺があり、足糸と呼ばれる繊維束で他物に付着する。雌雄異体が多いが、同体のものもある。大部分は海産。アサリ、ハマグリ、ホタテガイなど有用種が多い。日本に約一五〇〇種が生息する。斧足(ふそく)類。

ふそく‐るい【斧足類】

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世界大百科事典内の斧足類の言及

【軟体動物】より

…世界に500種,日本に70種が分布。(6)二枚貝綱Bivalvia 二枚貝類,斧足(ふそく)類ともいう。体を左右から2枚の殻で覆う。…

【二枚貝類】より

…双殻類の名もあるが現在は使われない。また,体には頭を欠くので無頭類,足が斧のような形をしているので斧足(ふそく)類,外套(がいとう)腔内のえらが膜のようで内外2枚あるので弁鰓(べんさい)類という名もある。軟体は頭を欠き,触角も眼もなく,口には歯舌がない。…

※「斧足類」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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