文芸用語。1930年(昭和5)ごろから32年ごろにかけて、フロイトの精神分析学やジョイス、プルーストらの20世紀文学の方法の影響を受けたわが国の文学者たちの間で「無意識」に対する関心が高まったとき、それを文学の題材、対象、文体などに積極的に取り入れて新しい文学を生み出そうとしておこった一傾向。理論としては伊藤整『新心理主義文学』(1932)、作品としては伊藤整『感情細胞の断面』(1930)、横光利一『機械』(1930)、川端康成(やすなり)『水晶幻想』(1931)などがあげられる。現代文学史上は、プロレタリア文学に対抗し、新感覚派を批判的に継承したモダニズム正統派の地位を与えられているが、概念規定、評価ともにまだあいまいである。
[曾根博義]
菊の節供,九月節供,重九 (ちょうく) ともいう。五節供の一つ。旧暦9月9日の節供で,奈良時代より,宮中では天皇が紫宸殿に出御し,群臣に宴を賜わり詩歌文章をつくらせる菊花の宴が行われ,年中行事となった...
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