星彩(読み)セイサイ

精選版 日本国語大辞典 「星彩」の意味・読み・例文・類語

せい‐さい【星彩】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ほしのひかり星光
    1. [初出の実例]「星彩交加応影、日精照耀自同光」(出典本朝無題詩(1162‐64頃)二・賦月前残菊〈藤原敦基〉)
    2. 「月花星彩(セイサイ)蒼茫たり」(出典:太平記(14C後)二六)
    3. [その他の文献]〔杜荀鶴‐旅舎遇雨詩〕
  3. ある種の鉱物に一定方向から光を当てたとき星のような光像を生じること。宝石スターサファイアなどに見られる。〔英和和英地学字彙(1914)〕

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最新 地学事典 「星彩」の解説

せいさい
星彩

asterism

スタールビーなどにみられる星状の光彩水晶雲母・ハイパーシンなどでもみられる。一定な結晶学的方位で析出した針状の異種鉱物やのびた液相包有物の存在による光の回折現象に原因する色彩効果。六方晶系の結晶では,c軸に垂直にカボッションカットすると3方向の星彩が現れる。その他の晶系では2方向,1方向などの星彩を示す。

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百科事典マイペディア 「星彩」の意味・わかりやすい解説

星彩【せいさい】

鉱物片を透過光で見たとき見られる星形の輝いた像。割れ目,へき開,双晶,包有物が数条に並び,90°または60°をなすとき,光の回折像四方または六方に放射されて星彩を生ずる。雲母がルチル電気石打像の方向に包有するときや,コランダムによく見られる(たとえばスターサファイア)。反射像としても生ずる。
→関連項目カボション・カット

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普及版 字通 「星彩」の読み・字形・画数・意味

【星彩】せいさい

星光。

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世界大百科事典(旧版)内の星彩の言及

【鉱物】より

…また透明度のやや低い鉱物表面に現れることの多い,油の表面にみられるような光沢を樹脂状光沢と呼ぶ。(f)星彩,変彩 鉱物と光との関係についてはいくつかの興味深い現象が存在する。例えばスタールビー,スターサファイアのように特定の方向より強い光をあてると六方の細い光の筋を示す現象があり,星彩と呼ばれる。…

※「星彩」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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