六訂版 家庭医学大全科 の解説
晩発性皮膚ポルフィリン症
ばんぱつせいひふポルフィリンしょう
Porphyria cutanea tarda
(皮膚の病気)
原因は何か
長期飲酒、肝がん、全身性エリテマトーデス、肝炎(B、C型)、HIV感染、薬剤(避妊薬、前立腺(ぜんりつせん)がんのエストロゲン薬)、鉄剤の投与(鉄は酵素を阻害する)などが誘因です。ウロポルフィリノーゲン脱炭酸酵素の活性低下(50%程度)があります。家族性(原因不明)のものと
症状の現れ方
最も多いポルフィリン症です。長期飲酒歴がある中年男性が春から夏にかけて、日光に肌を露出すると、一見正常に見える皮膚でも水疱が生じることがあり、それが数週間治らない場合もあります。
光線過敏症がありますが、急性のポルフィリア発作(
検査と診断
区別すべき疾患には、後天性
治療の方法
禁酒と
病気に気づいたらどうする
皮膚科、内科を受診します。
出典 法研「六訂版 家庭医学大全科」六訂版 家庭医学大全科について 情報