デジタル大辞泉
「暮れる」の意味・読み・例文・類語
く・れる【暮れる/×眩れる/▽暗れる】
[動ラ下一][文]く・る[ラ下二]
1 (暮れる)太陽が沈んであたりが暗くなる。夜になる。「日が―・れる」⇔明ける。
2 (暮れる)季節や年月が終わりに近づく。「今年も無事に―・れた」⇔明ける。
3 (暮れる)同じことを繰り返しして、時が過ぎる。あけくれする。「今日も一日畑仕事で―・れた」
4 悲しみなどで暗い気持ちのまま時を過ごす。「悲嘆に―・れる」「涙に―・れる毎日」
5 どうしたらよいか見通しが立たず困ってしまう。思い惑う。「途方に―・れる」「思案に―・れる」
6 (「目がくれる」の形で)欲望に心を奪われて正常な判断ができなくなる。「金に目が―・れる」
7 激しい感情のため、目先が暗くなる。目がくらむ。
「いかにしなし奉り給はむとするにかあらむと思ふに、目―・るる心地して」〈落窪・一〉
[類語]更ける・沈む・傾く・落ちる・暮れ掛かる・暮れなずむ・釣瓶落とし
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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く・れる【暮】
- 〘 自動詞 ラ行下一段活用 〙
[ 文語形 ]く・る 〘 自動詞 ラ行下二段活用 〙 ( 「くらし(暗)」と同源 ) - ① 太陽が沈んであたりが暗くなる。昼が終わって夜になる。
- [初出の実例]「昼は 日の久流留(クルル)まで 夜は 夜の明くるきはみ」(出典:万葉集(8C後)四・四八五)
- 「日もくるれ共、あやしの臥どへも帰らず」(出典:平家物語(13C前)三)
- ② 季節や年月などが終わりに近づく。時節が過ぎ去っていこうとする。
- [初出の実例]「ゆふづくよ小倉の山に鳴く鹿の声のうちにや秋はくるらん〈紀貫之〉」(出典:古今和歌集(905‐914)秋下・三一二)
- ③ 人生の終わりに近づく。老年になる。
- [初出の実例]「所以(このゆゑ)に晩(ク)れにし年四十余才を以て、更に巖窟に居り。〈興福寺本訓釈 晩 久礼仁之〉」(出典:日本霊異記(810‐824)上)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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