デジタル大辞泉 「暮れる」の意味・読み・例文・類語
く・れる【暮れる/×眩れる/▽暗れる】
1 (暮れる)太陽が沈んであたりが暗くなる。夜になる。「日が―・れる」⇔明ける。
2 (暮れる)季節や年月が終わりに近づく。「今年も無事に―・れた」⇔明ける。
3 (暮れる)同じことを繰り返しして、時が過ぎる。あけくれする。「今日も一日畑仕事で―・れた」
4 悲しみなどで暗い気持ちのまま時を過ごす。「悲嘆に―・れる」「涙に―・れる毎日」
5 どうしたらよいか見通しが立たず困ってしまう。思い惑う。「途方に―・れる」「思案に―・れる」
6 (「目がくれる」の形で)欲望に心を奪われて正常な判断ができなくなる。「金に目が―・れる」
7 激しい感情のため、目先が暗くなる。目がくらむ。
「いかにしなし奉り給はむとするにかあらむと思ふに、目―・るる心地して」〈落窪・一〉
[類語]更ける・沈む・傾く・落ちる・暮れ掛かる・暮れなずむ・釣瓶落とし