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曲技飛行 きょくぎひこう aerial acrobatics

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

曲技飛行
きょくぎひこう
aerial acrobatics

航空機の最大限の運動性を引き出す飛行方法。特殊飛行,高等飛行などともいう。操縦士にとっては飛行高度,速度,姿勢などの急激な変化に対応できる高度な訓練となり,また戦闘機などでは空中戦闘における攻撃,離脱,回避などの飛行能力の限界が確認できる。

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デジタル大辞泉の解説

きょくぎ‐ひこう〔‐ヒカウ〕【曲技飛行】

航空機の特殊な飛び方。宙返り・きりもみ・背面飛行など。アクロバット飛行スタント飛行。

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百科事典マイペディアの解説

曲技飛行【きょくぎひこう】

特殊飛行とも。はじめは,飛行機の性能(安全性)とパイロットの技量を誇示するための空中サーカスとして,1910年代の半ばころに登場した。その後,第1次世界大戦中に空中戦の必要からさらに発達したが,現在は戦技としてほとんど実用性はなく,パイロットの操縦感覚の養成に役立てる訓練課目として,また一種のスポーツとして,技術を競い合う競技会として行われている。

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世界大百科事典 第2版の解説

きょくぎひこう【曲技飛行 acrobatics】

曲技飛行は,飛行技術の研究と厳しい訓練,そしてパイロットの意のままに飛行できる航空機という人と機械の組合せのうえに成り立っている。曲技飛行は飛行機がようやく実用期に入った1910年代の半ばに,パイロットの技量と飛行機の実用性を誇示する空中サーカスという形で登場したが,やがて始まった第1次世界大戦では,敵機の攻撃を回避し,相手を撃墜するための重要な戦技として認められ,急速に発達した。曲技飛行の基本となっている各種のパターンは,ほとんどこの時期に完成している(図)。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

曲技飛行
きょくぎひこう

飛行機の空気力学的特性やエンジンの出力を利用した、通常の飛行では行わない飛び方。曲技飛行としては、急降下急上昇、失速、宙返り、横転、きりもみ、およびこれらの変形や、いくつかを組み合わせた複雑な経路をもつ飛行がある。特殊飛行、アクロバット飛行、エアロバチック、エアロバット、スタント飛行などいろいろの呼び方がある。曲技飛行の歴史は明らかではないが、草創期の飛行機で偶然に行われたのを皮切りに、第一次世界大戦中に空中戦に不可欠の技術として発達し、戦後さらに失業軍人の飛行機ショーとして発展したものといわれている。空中戦の技術としてとくに有名なものは、ドイツのインメルマンMax Immelmannが開発した宙返りと横転を半分ずつ組み合わせたインメルマン・ターンがある。日本では国情から軍人が主体で空中戦を目標に行われたにすぎない。第二次大戦中から空中戦の戦闘方式が変わったため、曲技飛行の技術は第一次大戦のときほど強くは要求されないようになったが、飛行機の性能の限界の追求、あるいは新しい戦闘方式の研究のため、開発部門では当然必要とされた。また曲技飛行を練習、体験することにより飛行機の特性を知り、舵(かじ)の効きや感覚を体得して操縦技術を完全にマスターすることができ、さらに万一、飛行機が異常な飛行状態に陥ったときにも適切な処置をとることができるので、操縦士の実地試験に基礎的な曲技飛行の実施が課せられている。また最近では、軍用機の戦闘方式が変わったので、ふたたび曲技飛行の技術が要求されるようになった。
 なお、航空スポーツの種目の一つに曲技飛行がある。飛行機の性能と人間の能力を限界まで使いきることによって、自由自在に飛行機を操り、空を飛ぶ楽しさを存分に味わうとともに、互いにその技術を競い合っており、毎年、FAI(国際航空連盟)主催の曲技飛行世界選手権競技会が開かれている。また、複雑で危険度の高い種目を1機あるいは数機の編隊で演技することによって、自国の飛行技術の水準を誇示できるため、世界の主要な空軍、海軍、民間で、優れた技術をもつ曲技飛行チーム(アクロチーム)が編成されている。[落合一夫]

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