日本歴史地名大系 「月見野遺跡群」の解説
月見野遺跡群
つきみのいせきぐん
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
神奈川県大和(やまと)市下鶴間(しもつるま)所在の目黒川中流域に確認された17か所の先土器時代遺跡の総称。1967年(昭和42)末より明治大学考古学研究室によって八遺跡が調査された。立川ローム層中からは計10層以上の文化層が検出され、石器群の層位的な変遷が明らかにされ、先土器時代の編年を再検討する好資料となった。また、各文化層では石器が集中する部分(ブロック)や焼礫(しょうれき)の集中する部分(礫群)が把握された。これらのブロックや礫群の分析から、先土器時代の集落の成り立ちを明らかにする新しい研究方向が生み出された。
[戸沢充則]
『月見野遺跡群調査団編『概報・月見野遺跡群』(1969・明治大学)』
Tsukimino site Group
神奈川県大和市にある旧石器時代を中心にした遺跡。目黒川に沿って17ヵ所の地点が確認され,1968年にそのうちの6地点が発掘調査された。厚い関東ローム層中に13枚近くの旧石器文化層が重複し,ナイフ形石器・尖頭器・細石刃などの変遷が把握された。東京都野川遺跡とともに,日本の旧石器文化研究史の画期(月見野・野川以前,以後)となった。
執筆者:小田 静夫
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報
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