ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「朝来市」の意味・わかりやすい解説 朝来〔市〕あさご 兵庫県中部,円山川と市川,およびその上流河川の流域に広がる市。北東で京都府に接する。 2005年生野町,和田山町,山東町,朝来町の4町が合体して市制。古くから開けた地域で,市内には古墳が点在する。 16世紀以来の生野銀山は,かつて全国一の産銀額を誇ったが,1973年に閉山。現在は観光地として整備される。米作のほか,ネギや黒大豆,茶などを栽培。但馬牛の産地としても知られる。古くからの織物業,酒造業のほか,木製家具も有名。明延鉱山の選鉱場があった神子畑 (みこばた) に残る鋳鉄橋は重要文化財。山名持豊 (宗全) が築いた雄大な竹田城跡は史跡に指定されている。糸井の大カツラ,八代の大ケヤキは国の天然記念物。朝来山,青倉山などが群立する東部一帯は朝来群山県立自然公園に,糸井渓谷周辺の山岳地帯は出石糸井県立自然公園に属する。 JR山陰本線と播但線が和田山で交差。国道9号線,312号線,427号線,429号線が通る。面積 403.06km2。人口 2万8989(2020)。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
日本歴史地名大系 「朝来市」の解説 朝来市あさごし 2005年4月1日:朝来郡生野町・朝来町・山東町・和田山町が合併・市制施行⇒【生野町】兵庫県:朝来郡⇒【朝来町】兵庫県:朝来郡⇒【山東町】兵庫県:朝来郡⇒【和田山町】兵庫県:朝来郡 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報