東食(読み)とうしょく

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「東食」の意味・わかりやすい解説

東食
とうしょく

食品専門商社。 1946年東京食品として設立。 47年に旧三井物産の解体によって,その食糧部社員が参加。 61年現社名に改称。農水産物 (乳製品含む) ,穀物油脂が主力取扱品。外食産業にも進出した。 1997年関連子会社の資金運用の失敗に加え,金融不況などから地方銀行の貸渋り資金操りが困難になり,会社更生法の適用を申請し,事実上倒産した。東証1部上場の大手商社では戦後初の倒産となった。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android