コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

松尾多勢子 まつおたせこ

5件 の用語解説(松尾多勢子の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

松尾多勢子
まつおたせこ

[生]文化8(1811).5. 信濃
[没]1894.6.10. 信濃
幕末維新期の女性尊攘派志士。竹村常盈の娘。 19歳で松尾淳斎と結婚。国学や和歌を学び,文久2 (1862) 年8月単身京都に出て,尊攘派の公卿や志士と交際,同3年尊攘派の京都等持院足利氏木像梟首事件に連座し,長州に逃れた。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

松尾多勢子 まつお-たせこ

1811-1894 幕末-明治時代の国学者。
文化8年5月25日生まれ。信濃(しなの)(長野県)伊那郡山本村の豪農竹村常盈の長女。松尾淳斎の妻。国学,和歌をまなび,文久2年52歳で京都にでて,公卿(くぎょう),女官,尊攘(そんじょう)運動家とまじわり,その連絡や庇護につとめた。のち岩倉具視(ともみ)につかえ,同家の女参事とよばれた。明治2年帰郷。明治27年6月10日死去。84歳。

出典|講談社 この辞書の凡例を見る
(C)Kodansha 2015.
書籍版「講談社 日本人名大辞典」をベースに、項目の追加・修正を加えたデジタルコンテンツです。この内容は2015年9月に更新作業を行った時点での情報です。時間の経過に伴い内容が異なっている場合がございます。

朝日日本歴史人物事典の解説

松尾多勢子

没年:明治27.6.10(1894)
生年:文化8.5.25(1811.7.15)
維新期の勤王家。信濃国伊那郡山本村の名主竹村常盈の長女。19歳で近郷の名主松尾佐次右衛門(淳斎)と結婚。飯田に住む岩崎長世の勤王論に傾倒して51歳で平田派の門下となる。文久2(1862)年,6男4女を育て上げ隠居の身であった多勢子は52歳で上洛,「信州からきた歌詠み婆さん」として多くの公卿や志士たちと交わり,岩倉具視を探索して天誅のリストから外させるなど,探索,連絡の役を巧みに果たした。翌年2月,平田一派の関係した京都等持院足利三代木像梟首事件後に帰郷し,相楽総三など頼ってくる志士たちを保護した。

(大谷泰子)

出典|朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版の解説

まつおたせこ【松尾多勢子】

1811‐94(文化8‐明治27)
幕末・維新期の勤王家。信州伊那郡山本村竹村常盈の娘。19歳で同郡伴野村松尾淳斎と結婚。国学,和歌を学び,1862年(文久2)単身京都に出て尊攘派の公卿,志士と交流。尊王運動に奔走したが,翌年等持院足利氏木像梟首事件に関係し,長州に逃れた。のち郷里に帰り,天誅組の挙兵,水戸天狗党の伊那通過に協力。1868年(明治1)岩倉具視に仕えたが,69年帰郷,農業に専念した。【北原 真人】

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

松尾多勢子
まつおたせこ
(1811―1894)

幕末尊王攘夷(じょうい)の運動家。信州伊那(いな)郡山本村(長野県飯田(いいだ)市)の豪農竹村家に生まれ、供野(ともの)村(同豊丘(とよおか)村)名主で製糸業を営む松尾佐次右衛門(さじえもん)(淳斎(じゅんさい))に嫁ぎ、伊那谷で平田派系の国学、歌道を学んだ。1862年(文久2)52歳にして単身、京都に上り、久坂玄瑞(くさかげんずい)、品川弥次郎(やじろう)、藤本鉄石(てっせき)らの志士と交流し、岩倉具視(ともみ)の信任をも得た。翌63年、等持(とうじ)院木像梟首(きょうしゅ)事件に関係し、また天誅(てんちゅう)組の志士を保護して幕吏に疑われ、長州藩邸に逃れた。その後、帰郷して志士を援助したが、68年(明治1)ふたたび上京し、岩倉家の「女参事」とよばれて仕え、69年、帰郷して農事に戻り、余生を送った。明治27年6月10日没、84歳。[井上勝生]
『市村咸人著『松尾多勢子』(1930・信濃郷土資料普及会)』

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

松尾多勢子の関連キーワード北原稲雄桃沢匡衡信濃路長野県上伊那郡辰野町伊那富長野県上伊那郡辰野町小野長野県下伊那郡阿智村駒長野県下伊那郡阿智村智里長野県下伊那郡高森町吉田寺島治朗桃沢夢宅

今日のキーワード

トランスアジア航空

台湾・台北市に本拠を置く航空会社。中国語名は復興航空。1951年、台湾初の民間航空会社として設立。83年に台湾の国産実業グループに経営移管され、組織改編を実施した。92年に国際チャーター便の運航を始め...

続きを読む

コトバンク for iPhone

松尾多勢子の関連情報