松岩寺(読み)しようがんじ

日本歴史地名大系 「松岩寺」の解説

松岩寺
しようがんじ

[現在地名]江刺市川原町

人首ひとかべ川右岸に所在。瑠璃山と号し、浄土宗本尊阿弥陀如来。「片岡村安永風土記」の松岩寺書出によれば、永禄一一年(一五六八)願蓮社良誓が開山、仙台成覚じようがく寺の末寺。寺伝によれば、開山は成覚寺開山の正残呑茶という。正残呑茶は猪狩氏一族で、慶長九年(一六〇四)たいら(現福島県いわき市)から胆沢郡に移住した際、当寺を開創。元和九年(一六二三)猪狩氏が岩谷堂城主岩城家家臣になった折、当寺も現在地に移転したという。

松岩寺
しようがんじ

[現在地名]高萩市下君田

小倉おぐら山中に深い木立に囲まれてある。曹洞宗で君田山と号する。本尊は釈迦如来。寛文三年(一六六三)開基帳(彰考館蔵)に慶長一二年(一六〇七)清恙の開基とある。

松岩寺
しようがんじ

[現在地名]江南市小折

仙境山と号し、曹洞宗。本尊聖観世音菩薩。境内六一四坪。元亀元年(一五七〇)僧海翁の創建。初め亀岳山瑞竜ずいりゆう寺と号したが、元禄一三年(一七〇〇)二代藩主光友の法名瑞竜院と同じため現号に改めた(徇行記)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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