柱体(読み)チュウタイ(その他表記)cylinder

翻訳|cylinder

デジタル大辞泉 「柱体」の意味・読み・例文・類語

ちゅう‐たい【柱体】

平行二つ平面柱面とで囲まれた立体角柱円柱など。

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関連語 中岡 名詞

精選版 日本国語大辞典 「柱体」の意味・読み・例文・類語

ちゅう‐たい【柱体】

  1. 〘 名詞 〙 一つの柱面と、そのすべての母線と交わる二つの平行な平面とで囲まれた立体図形。柱体は底の形によって円柱、角柱などと呼ばれる。柱。筒。壔。

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改訂新版 世界大百科事典 「柱体」の意味・わかりやすい解説

柱体 (ちゅうたい)
cylinder

平面上の図形Fの各点を一端として,一定の長さと方向をもった線分をこの平面の一方の側につくるとき,これらの線分によってできる図形を柱といい,Fを底,各線分を母線という(図)。各母線のもう一つの端点はFののっている平面と平行な一つの平面上にあって,Fと合同な図形F′を描くが,F′も底と呼ぶ。とくに立体となる柱を柱体という。柱体の底をふつう底面といい,二つの底面間の距離を高さという。柱体の体積は(底面の面積)×(高さ)で与えられる。母線が底面と垂直である柱体を直柱体という。底面が多角形である柱体を角柱,底面が円である柱体を円柱という。底面が平行四辺形である角柱を平行六面体,底面が長方形である直角柱直方体という。底が曲線である柱は曲面となるが,これを柱面という。柱面の底を導線ともいう。なお,柱面の各母線を延長した直線全体のつくる曲面を柱面と呼ぶこともある。柱面は伸び縮みなしに平面上に広げることができる。
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