株式合資会社(読み)カブシキゴウシガイシャ

デジタル大辞泉 「株式合資会社」の意味・読み・例文・類語

かぶしきごうし‐がいしゃ〔かぶシキガフシグワイシヤ〕【株式合資会社】

出資額を限度とする有限責任を負う株主と、会社業務を執行し会社を代表して無限責任を負う社員からなる会社。昭和25年(1950)の商法改正で廃止

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精選版 日本国語大辞典 「株式合資会社」の意味・読み・例文・類語

かぶしき‐ごうしがいしゃ‥ガフシグヮイシャ【株式合資会社】

  1. 〘 名詞 〙 合資会社の有限責任資本を資本の募集に有利な株式制度にかえた会社。無限責任社員と株主とに分かれ、前者によって企業は運営される。後者監督を行ない利益の配当を得る。昭和二五年(一九五〇)の商法改正時に廃止。〔英和外交商業字彙(1900)〕

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改訂新版 世界大百科事典 「株式合資会社」の意味・わかりやすい解説

株式合資会社 (かぶしきごうしかいしゃ)

無限責任社員と株主とにより構成される会社。日本でも,かつて商法上の会社の一種として認められていたが,実務上利用されることがきわめてまれであったため,1950年の商法改正によりこの制度は廃止された。ヨーロッパでは,現在もこの会社制度を認める立法例も多い(ドイツ等)。
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「株式合資会社」の意味・わかりやすい解説

株式合資会社
かぶしきごうしがいしゃ

無限責任社員有限責任株主とからなる会社。無限責任社員は会社債務について会社債権者に対し直接無限の責任を負うが,株主は直接責任を負わず,会社に対する出資義務だけを負う。その複雑な二元組織のために実効性が低く,日本ではその数がきわめて少なかったので,1950年の商法改正により廃止された。

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