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無限責任 むげんせきにんunbeschränkte Haftung; unlimited liability

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

無限責任
むげんせきにん
unbeschränkte Haftung; unlimited liability

債務者の全財産が債務の引き当て(責任財産)となるもの。有限責任に対置される概念。債務者は原則として無限責任を負い,債務不履行(→履行不能)の際は債務者の全財産が強制執行の対象となる。持分会社有限責任社員の責任(会社法580条2項)のように,全財産が債務の引き当てになるが,責任を負う額に制限がある場合(金額有限責任)に対する意味で,合名会社の社員や合資会社無限責任社員の責任のように,責任額に制限がなく会社債務について全責任を負う場合を「無限責任」ということがある。

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百科事典マイペディアの解説

無限責任【むげんせきにん】

債務者の全財産が債務の担保となる責任。有限責任に対する。債権者は債権全額の満足を受けるまで強制執行をなし得る。→無限責任社員

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大辞林 第三版の解説

むげんせきにん【無限責任】

債務者個人の全財産を債務の引き当て(担保)とすること。 ↔ 有限責任

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

無限責任
むげんせきにん

債務者の全財産が債務の引当て(担保)となっている場合をいう。一般に、債権者は、合意または法律の規定によって、債務者の責任が特定の財産または一定の額に限定(有限責任)されない限り、債権金額の満足を受けるまで、債務者の全財産に対して強制執行していくことができる。[淡路剛久]

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世界大百科事典内の無限責任の言及

【有限責任・無限責任】より

…債務者の全財産が債務の引当て(担保)となっている場合を無限責任,債務の引当てとなるものが,債務者の財産中のある物または一定額に限られる場合を有限責任という。債務者の責任は無限責任が原則であり,有限責任はとくに法律が認めた場合に限られている。…

※「無限責任」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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